ロイヤルカスタマー分析ダッシュボード

全国エリア | 集計基準日 2026/5/31 | 直近1年=2025/6/1以降 | 出典: 売上一覧・イベント参加一覧

1サマリ

291名の顧客のうち、直近1年に60万円以上かつ2回以上購入した「ロイヤル」は65名。全体の22%が直近1年売上の約76%を生んでいます。

KEY
INSIGHT
わずか22%のロイヤル顧客が、売上の76%を生んでいる
291
全顧客数
65
ロイヤル顧客
(全体の22%)
▲25
目標90名との差
75.8%
ロイヤルが占める
売上構成比
100%
ロイヤルの
イベント参加率
核心: ロイヤルかどうかを決めるのは「いくら使うか」ではなく「どれだけ来場するか」。取引年数はロイヤル化とほぼ無相関(r=−0.07)で、いま能動的に動いている顧客が勝ちます。
このセクションの読み方とインサイト
5つの数字は何を示しているか
「ロイヤル」とは、咲久紗が定めた優良顧客の定義 ―― 直近1年間で60万円以上を購入し、かつその期間に2回以上来店した顧客のことです。全顧客291名のうち、この条件を満たすのは65名(全体の22%)。残りは「潜在層」と「休眠層」に分かれます。
特に注目すべきは「ロイヤル売上構成比 75.8%」です。これは、わずか22%のロイヤル顧客が、直近1年の売上のうち4分の3以上を生み出していることを意味します。つまり少数の優良顧客が売上の大半を支える構造になっており、この層を厚くすることが売上拡大の最短ルートだとわかります。
「稼働率100%」が意味すること
ロイヤル65名は、例外なく全員が直近1年にイベント(教室・食事会・展示会など)へ参加していました。「お金をたくさん使う人」と「イベントに来る人」が完全に一致しているということです。この事実が、以降のセクションで深掘りする「来場こそがロイヤルの源泉」という仮説の出発点になります。
だから
目標は「ロイヤル90名」。現状65名との差は25名です。この25名をどこから生み出すか ―― それを次のセクション以降で、データに基づいて具体的に特定していきます。

2顧客ピラミッド

ロイヤル65名・潜在88名・休眠138名。壁は潜在→ロイヤルの昇格と、休眠の再稼働にあります。

KEY
INSIGHT
伸びしろは潜在88名の昇格と休眠138名の呼び戻しにある
2つのグラフの読み方とインサイト
左:横棒グラフ ―― 顧客は3つの層に分かれる
顧客全体を購買の状態で3つに分類しています。ロイヤル65名(直近1年に60万円以上・2回以上)、潜在層88名(直近1年に購入はあるが金額または回数が条件未満)、休眠層138名(直近1年は購入なし)。棒が長いほど人数が多く、休眠層が最も大きいことがわかります。
右:ドーナツグラフ ―― 売上の偏り
同じ顧客を「人数」ではなく「売上貢献」で見たものです。ロイヤルは人数では全体の22%にすぎませんが、売上では75.8%を占めます。左右のグラフを並べて見ると、「人数は少数、しかし売上は大多数」という偏りが一目で理解できます。
この2枚が示す最重要ポイントは「壁」の存在です。88名の潜在層がロイヤルへ上がれば売上は大きく伸び、138名の休眠層を呼び戻せば土台が厚くなります。逆に言えば、いま売上を支える65名が抜けると全体の4分の3が崩れる、というリスク構造でもあります。
だから
打ち手は2方向です。①潜在層88名をロイヤルへ引き上げる(昇格)、②休眠層138名を呼び戻す(再稼働)。どちらに、誰に、何をすべきかは、この後の分析で具体名まで落とし込みます。

ICP分類(理想的顧客像)

咲久紗が優良顧客を「咲久紗遊び」への没入度で3段階に分類したフレームワーク(ICP=Ideal Customer Profile)。東北98名を分類済み・実績1.07億円。前セクションまでの「3段階の壁」が、自社の顧客像として体系化されています。

KEY
INSIGHT
最上位ICP①(55名)が、東北実績の74%を生んでいる

3つのICPと実績(東北98名・2025/2〜2026/1)

「咲久紗遊び」への没入度で分類。番号が小さいほど咲久紗にどっぷりで、実績も桁違いに大きい。
完成 ―― 咲久紗遊びにどっぷり
月2〜3回以上着る/100%遊び/依存度80〜100%。50〜70代。1人平均144万円
55
熟成 ―― 咲久紗遊び初級
月1回以上/70%遊び/きもの遊びに憧れ入口にいる段階。1人平均91万円
29
育成 ―― 自己目的のため
2カ月に1回/イベント中心/きものは道具。30〜40代。1人平均8.5万円
14

ICP別 実績シェア

人数では56%のICP①が、実績では74%を占める ―― ピラミッド構造がここでも明確。
ICP分類の読み方とインサイト
ICPとは何か
ICP(Ideal Customer Profile=理想的顧客像)は、咲久紗が「最も価値を提供したい顧客」を具体的な人物像として定義したものです。優良顧客を「咲久紗遊び」への没入度で①完成→②熟成→③育成の3段階に分け、それぞれに年齢・世帯年収・着物への価値観・来店頻度・依存度などの特徴を紐づけています。
3段階は「育てる道筋」そのもの
③育成(自己目的・きものは道具・2カ月に1回)から入り、②熟成(遊びに憧れ・月1回)を経て、①完成(遊びにどっぷり・月2〜3回・依存度ほぼ100%)へ ―― 顧客が咲久紗にのめり込んでいく成長の道筋を表します。前セクションまでの「来場頻度が増えるほどロイヤル化する」という発見と、完全に同じ構造です。
実績で見ると一目瞭然です。ICP①は1人平均144万円に対し、②は91万円、③はわずか8.5万円。①と③では17倍の差があります。没入度が上がるほど客単価ではなく「通う回数」が増え、結果として実績が積み上がる構造です。
札幌39名はまだ未分類
今回のリストでは札幌の優良顧客39名(実績約3,988万円)がICP番号未入力のままです。東北と同じ基準で分類すれば、札幌でも「誰を①へ引き上げるか」が見え、全社で統一した育成戦略が組めます。
だから
ICPは「いま誰がどの段階にいるか」の地図です。③→②→①へ一段ずつ引き上げることが、そのまま実績拡大になります。次のセクション以降の相関・閾値・アクションは、この引き上げを「どんな打ち手で実現するか」の具体策です。

3相関分析

直近1年売上を最も強く押し上げるのはイベント参加(r=+0.68)。取引年数は無相関でした。

KEY
INSIGHT
売上を伸ばす一番のカギは「来場の回数」。取引の長さは関係ない

直近1年売上との相関係数

高いほど売上を押し上げる要因。金額ではなく「参加」が効いている。

イベント参加 × 直近1年売上(散布図)

右上にロイヤル(臙脂)が集中。参加回数が増えるほど売上が伸びる。
ロイヤル非ロイヤル
相関分析の読み方とインサイト
そもそも「相関係数 r」とは
2つの数値がどれくらい連動して動くかを、−1から+1の範囲で表した指標です。+1に近いほど「片方が増えればもう片方も増える」関係が強く、0に近いほど「無関係」を意味します。ここでは各指標が「直近1年の売上」とどれだけ連動するかを測っています。
横棒グラフ(上)の読み方
棒が右に長いほど、その行動が売上アップと強く結びついています。最上位はイベント参加(r=+0.68)で、これが売上を押し上げる最大の要因。続いて極み体験(+0.58)、低負荷体験(+0.55)と、いずれも「来場・参加」系の指標が上位を独占しています。
逆に最下位は取引年数(r=−0.07)。これは「付き合いが長いこと」が売上にほぼ関係しないことを示す重要な発見です。古くからの顧客=優良顧客、ではない。平均購入単価(+0.20)も意外と低く、「単価の高さ」より「来場の多さ」がはるかに効いています。
散布図(下)の読み方
点ひとつが顧客1名です。横軸が右に行くほどイベント参加が多く、縦軸が上に行くほど売上が高い。臙脂色(ロイヤル)の点が右上に固まっているのが見て取れます。つまり「参加が多い人ほど売上も高い」という関係が、個々の顧客レベルでもはっきり現れています。
だから
売上を伸ばす最も確実なレバーは「来場頻度を上げること」。値引きや単価アップではなく、いかに足を運んでもらうかが鍵だと、数字が明確に示しています。では何回来れば変わるのか ―― それを次のセクションで特定します。

4閾値と勝ち筋

イベント参加には明確な転換点があります。3回で跳ね、7回でロイヤル化率73%に到達します。

KEY
INSIGHT
年7回来てもらえば、73%がロイヤルになる

参加回数が増えるほど、ロイヤルになる確率が跳ね上がる

右端の数字=ロイヤル化率。その帯の顧客のうち、何%がロイヤルになっているかを表します(例:7回以上来た人の72.5%がロイヤル)。
0-2回
休眠ゾーン
ほとんど動かない。まずは来てもらうことが最初の壁
〜2%
3-4回
育成ゾーン(1つめの転換点)
3回を超えると一気に跳ねる。ここが最初のティッピングポイント
27.5%
5-6回
育成ゾーン
半数以上がロイヤルに。手応えが明確に出る帯
55.2%
7回↑
ロイヤルゾーン(2つめの転換点)
7回以上でほぼ確実にロイヤル化。ここまで導くのが勝ち筋
72.5%

イベント参加回数別 ロイヤル化率

縦軸がロイヤル化率(その帯の何%がロイヤルか)。0〜2回はほぼ動かず、3回で27.5%、7回以上で72.5%へ。
休眠ゾーン(0-2回)育成ゾーン(3-6回)ロイヤルゾーン(7回↑)
極み体験の効果: 産地・周年祭・カレッジなど負荷の高い「極み体験」に4回以上参加した層はロイヤル化率46.2%。極み体験ゼロの層は1.2%にとどまります。

勝ち筋:3段階を参加頻度で超える

休眠・潜在層
催参加 0〜2回
〜2%
ロイヤル化率
育成層
催参加 3〜6回
28〜55%
ロイヤル化率
ロイヤル層
催参加 7回以上
73%
ロイヤル化率
壁① 体験の入口
食事会・お花見など低負荷体験で再接触し、まず「来る習慣」をつくる
壁② 極み体験
産地・周年・カレッジへ送り込む。4回↑でロイヤル化率46%
壁③ 紹介・VVIP
超活性層を起点にアンバサダー化し、新規紹介を生む
グラフと勝ち筋の読み方とインサイト
棒グラフ ―― 「ロイヤル化率」とは何か
顧客を直近1年のイベント参加回数で5つの帯に分け、それぞれの帯で「何%がロイヤルになっているか」を示しています。たとえば「7回以上」の帯には51名いて、そのうち72.5%がロイヤル、という読み方です。マウスを乗せると各帯の人数(n)も表示されます。
ここに2つの明確な転換点(ティッピングポイント)があります。1つめは3回の壁:参加0〜2回ではロイヤル化率はほぼ0〜2%と動きませんが、3〜4回で27.5%へ一気に跳ねます。2つめは7回の壁:5〜6回で55.2%、7回以上で72.5%に達します。「とにかく3回来てもらう、最終的に7回」が数値目標になります。
極み体験の効果(上のインサイト枠)
参加の「回数」だけでなく「種類」も効きます。産地ツアー・周年祭・カレッジなど負荷の高い「極み体験」に4回以上参加した層はロイヤル化率46.2%。一方、極み体験ゼロの層はわずか1.2%。高負荷の体験こそが顧客を引き上げる強力な装置だとわかります。
3段階フロー ―― 勝ち筋の全体像
上段が顧客の到達段階(休眠/潜在→育成→ロイヤル)、下段がそれぞれの段階を超えさせる具体的な打ち手です。壁①食事会・お花見など低負荷体験で「来る習慣」をつくり、壁②極み体験へ送り込んで一気に引き上げ、壁③到達した超活性層を紹介の起点にする ―― という順序です。
だから
施策はシンプルです。低負荷体験で入口を開き、極み体験で引き上げる。そして「年3回」「年7回」「極み体験4回」を顧客ごとの到達目標として管理する。これがロイヤルを計画的に生み出す仕組みになります。

5共通項

ロイヤルは「単価が高い人」ではありません。平均単価はむしろ非ロイヤルの0.9倍。参加・体験・購入頻度が3〜5倍です。

KEY
INSIGHT
ロイヤルは「高く買う人」ではなく「何度も来る人」

ロイヤルが非ロイヤルを上回る点・下回る点

◎ ロイヤルが圧倒する点(頻度)
イベント参加 4.8倍
低負荷体験 4.1倍
極み体験 3.4倍
着る機会 3.3倍
購入回数 2.8倍
△ 唯一下回る点(単価)
平均購入単価 0.9倍
1回あたりの単価はむしろ控えめ。それでも来場頻度の高さで売上を積み上げている ―― これがロイヤルの正体。

ロイヤル vs 非ロイヤル(非ロイヤル=1.0として正規化)

頻度系すべてで大きく上回るが、平均単価だけは下回る。
ロイヤル(65名)非ロイヤル(226名)
レーダーチャートの読み方とインサイト
このグラフの仕組み
非ロイヤル顧客の平均を「1.0倍」(内側の灰色の六角形)を基準にして、ロイヤル顧客が各項目で何倍かを臙脂色で重ねています。臙脂が外側に大きく張り出している項目ほど、ロイヤルと非ロイヤルの差が大きいことを示します。
6つの軸が語ること
ロイヤルは、催事参加4.8倍、低負荷体験4.1倍、極み体験3.4倍、着る機会3.3倍、購入回数2.8倍 ―― 「来場・参加・頻度」に関わる5つの軸すべてで、非ロイヤルを圧倒的に上回ります。
ところが平均購入単価だけは0.9倍と、唯一ロイヤルが下回っています。これが最大の発見です。ロイヤルは「1回あたり高く買う人」ではなく「何度も足を運ぶ人」。1回の単価はむしろ控えめでも、来場頻度の高さで圧倒的な売上を積み上げているのです。
だから
施策の方向が定まります。単価を上げにいくのは筋が悪い。それよりも来場の回数・体験の機会を増やすことに資源を集中すべき、と共通項データが裏付けています。「高く売る」より「何度も会う」が咲久紗の勝ちパターンです。

6地域別

仙台が最大の顧客基盤(78名・ロイヤル19名)。青森・福島はロイヤル化率が高く、十和田は伸びしろが大きい。

KEY
INSIGHT
地域は3タイプ。最優先のてこ入れ先は十和田
規模型
仙台
ロイヤル19名で最大基盤
紹介で拡大を狙う
効率型
青森・福島
ロイヤル化率33〜38%と高い
成功パターンを横展開
伸びしろ型
十和田
ロイヤル化率7.7%と突出して低い
てこ入れ最優先

地域別 ロイヤル数とロイヤル化率

棒=ロイヤル人数、線=ロイヤル化率。
複合グラフの読み方とインサイト
棒(金色)と線(臙脂)の2つの軸
このグラフは2つの指標を重ねています。金色の棒=その地域のロイヤル人数(左軸)臙脂の線=その地域のロイヤル化率(右軸)。棒は「規模」、線は「効率(顧客のうち何%がロイヤルか)」を表し、両者は必ずしも一致しません。
地域は3つのタイプに分かれる
①規模型:仙台はロイヤル19名と最多で、咲久紗の最大基盤。母数が大きいぶんロイヤル化率は24.4%と平均的。②効率型:青森はロイヤル化率37.5%、福島は33.3%と高く、顧客を上手くロイヤル化できている地域。少人数でも質が高い。
③伸びしろ型:十和田はロイヤル化率7.7%と突出して低い。これは裏を返せば「まだロイヤル化できていない顧客が多く眠っている」ということ。青森・福島で機能している施策を横展開すれば、最も改善余地が大きい地域です。
だから
地域ごとに打ち手を変えます。仙台は規模を活かし紹介で拡大、青森・福島は成功パターンを言語化して他地域へ展開、十和田は低いロイヤル化率の原因(イベント頻度・内容)を点検し、てこ入れの最優先地域とする ―― という地域戦略が描けます。

7アクション候補

勝ち筋を具体的な名簿に落とし込んだ3つの候補リスト。

KEY
INSIGHT
優先順位は①昇格 → ②掘り起こし → ③紹介の順で動く
昇格候補 ―― 最短でロイヤルになる人
あと一歩の潜在層。極み体験に招待すれば最小の労力で25名のギャップを埋められる
掘り起こし候補 ―― 戻れば大きい休眠の大口
過去に高額購入したが今は離れている層。食事会など低負荷体験で再接触
VVIP候補 ―― 紹介を生む起点
超活性層を起点にアンバサダー化し、新規顧客の獲得につなげる
3つのリストの使い分けとインサイト
これまでの分析を「誰に何をするか」に変換
セクション1〜6で見えた勝ち筋(来場頻度を上げる/極み体験へ送る/紹介を生む)を、実際に動かせる具体的な顧客名簿に落とし込んだものです。3つのリストは狙いと優先度が異なります。
① 昇格候補 ―― 最短でロイヤルになる人たち
すでにイベントに参加していて(稼働済み)、ロイヤル条件まであと一歩の潜在層です。最優先は金額があと6万円以内あと1回購入は金額は達成済みで2回目の購入さえあればロイヤルになる人。最も少ない労力で25名のギャップを埋められる層です。極み体験への招待が効きます。
② 掘り起こし候補 ―― 戻れば大きい休眠の大口
直近1年は購入がないものの、過去の累計購入額が非常に大きい顧客です。中には累計1,000万円超もいます。共通点は催参加0回=いまイベントから離れていること。低負荷体験(食事会など)で再接触すれば戻る可能性が高い、優先度の高い再稼働ターゲットです。
③ VVIP/アンバサダー候補 ―― 紹介を生む起点
すでにロイヤルの中でも、売上・購入頻度・催参加のすべてが突出した超活性層を活性度順に並べたものです。上位3名はメダル表示。この層を起点に紹介プログラム(アンバサダー化)を設計すれば、新規顧客の獲得につながります。
進め方
優先順位は①→②→③。まず①で最短のロイヤル化を取り、②で眠っている大口を呼び戻し、③で紹介の好循環をつくる。各表の数字(赤字)は売上・回数・差額で、そのまま営業の声かけリストとして使えます。

① 昇格候補(潜在→ロイヤル・稼働あり)

金額または回数があと一歩の潜在層。極み体験へ誘導すれば最短でロイヤル化。最優先は差額6万円以内、あと1回購入は金額達成済み(2回目購入でロイヤル)。
顧客名地域直近1年売上購入催参加60万差額

② 掘り起こし候補(休眠×過去高額)

直近1年は購入なし。累計が大きく催参加0回=再接触の優先度が高い。
顧客名地域累計売上累計購入催参加最終購入

③ VVIP/アンバサダー候補(ロイヤル・活性度順)

売上・購入頻度・催参加がいずれも高い超活性層。紹介プログラムの起点。
順位顧客名地域直近1年売上購入催参加

実行プラン:ICP③→②引き上げ

今後の方向性は「ICP③(育成)をICP②(熟成)へ引き上げる仕組み」の構築。その第一弾を、2026年9月の秋教室募集から実行・検証します。ここまでの分析を、定義・施策・時間軸・マイルストーンに落とし込みました。

KEY
INSIGHT
③→②の引き上げ=イベント参加を年1回から年4〜5回へ増やすこと

「③→②引き上げ」の定義

データが示す③と②の差を、行動で測れる形に言語化します。
引き上げのゴール(状態の定義)
咲久紗との関係を切り離さないこと。具体的には、咲久紗のイベントに継続して参加している状態を指します。データ上、ICP③の平均イベント参加は年1.1回(14名中9名が参加ゼロ)、ICP②は年4.6回。この差を埋め、③を年4〜5回参加の水準へ引き上げることが「②化」の実体です。
なぜイベント参加が指標になるのか
本ダッシュボードの分析で、イベント参加回数は売上と最も強く相関し(r=+0.68)、年3回が最初の壁・年7回でロイヤル化率73%という閾値が確認されています。③(年1回)→②(年4〜5回)への引き上げは、この階段を一段上がることそのもの。関係維持=来場の習慣化が、のちの①完成・ロイヤル化への土台になります。

第一弾ターゲット:ICP③のうち「関係が切れかけている」11名

ICP③全14名のうち、直近1年のイベント参加が0〜1回の11名が最優先。まず「もう一度来てもらう」ことから始めます。
顧客名地域年齢実績直近1年参加状態

短期PJロードマップ(2026年6月〜2027年2月)

PHASE 06〜8月
準備:ターゲット確定と設計
ICP③の11名を確定し、各人の過去参加履歴・嗜好を棚卸し。秋教室の案内方法(個別声かけ・DM文面)と、参加を促す動機づけ(同行者・テーマ)を設計する。札幌39名のICP分類もこの期間に着手。
KPI:ターゲット11名の連絡先・嗜好の整備100%
PHASE 19月
第一弾実行:秋教室募集での個別アプローチ
秋教室の募集に合わせ、11名へ一斉DMではなく個別の声かけを実施。「関係を切らさない」低負荷な入口(食事会・お花見型の体験)から誘う。来てくれた人にはその場で次回の予定を案内し、連続参加の流れを作る。
KPI:11名中6名以上が秋教室に参加(参加率55%)
PHASE 210〜12月
継続:2回目・3回目の来場づくり
秋教室に来た人を、修了食事会・周年イベントなど連続した体験へ繋ぐ。1回で終わらせず、年内に複数回の接点を作ることが「習慣化」の鍵。来なかった人には別テーマで再アプローチ。
KPI:参加者の年内2回以上の来場率50%
PHASE 31〜2月
検証:第一弾の効果測定と仕組み化
11名の参加回数の変化を測定し、「③→②化」がどれだけ進んだかを検証。効きた打ち手・効かなかった打ち手を切り分け、再現可能な仕組みに整える。札幌・他地域への横展開の判断材料にする。
KPI:11名中4名以上が年4回参加(②水準)に到達

施策メニュー:打ち手の選択肢と優先度

効果(ロイヤル化への寄与)と着手しやすさで優先度を整理。優先度A=まず着手 / B=次に / C=並行して基盤づくり。
優先A(3件)=9月の秋教室へ向けまず着手 B(4件)=来場が始まった人を引き上げ・つなぐ C(3件)=並行して進める基盤づくり
この実行プランの考え方
なぜ③→②から始めるのか
①完成への引き上げは時間がかかりますが、③→②は「関係を切らさない=来てもらう」という一点に絞れるため、短期で着手・検証できるのが利点です。しかも③は14名と人数が限られ、一人ひとりに丁寧な個別対応が可能。第一弾の検証対象として最適です。
なぜ「個別の声かけ」なのか
ICP③は依存度50%以下・きものを「シーンの道具」と捉える層。一斉DMでは響きません。データ上も参加ゼロが64%と関係が薄いため、一人ひとりに合わせた誘い方(テーマ・同行者・タイミング)が必要です。人数が少ないからこそできるアプローチです。
第一弾の成否は、9月の秋教室で11名中6名を呼び戻せるかで測ります。ここで仕組みの型が見えれば、札幌39名・他地域へ横展開し、ICP②全体の底上げ、そして①完成・ロイヤル拡大へと繋げていきます。
次の一手
まず6〜8月で11名のターゲット情報を整備し、9月の秋教室募集で第一弾を実行。1〜2月に検証して仕組み化する ―― この9ヶ月サイクルを回しながら、③→②→①の引き上げを全社の標準プロセスにしていきます。